育児休業中に就業するという選択肢もあります(パパ向け)

前回は、男性が育児休業をとるとどんな生活をするのか?という観点で記事を書きました。今回は、「育児休業中の就業」という選択肢についてまとめておきたいと思います。実は、「育児休業で完全にお休みする」か、「育児休業を取得せずフルタイムで働く」かの2つの選択肢だけはありません。「育児休業中に就業する」という選択肢もあります。私も実践中ですので、そのメリット・デメリット等も書きたいと思います。ちなみに今回の記事の購読ターゲットはパパです。制度上、男女に区別はないですが、パパの目線から記載しています。

本記事の内容は、「育児休業制度」に関する内容です。制度に変更がある可能性もありますので、最終的な確認・最新情報については厚生労働省のHP、最寄りのハローワーク、もしくは各社の労務担当部署に問い合わせるようにしてください。

 

男性が育児休業を取得するときのジレンマ

私が育児休業を取得するときに悩んだジレンマはいくつかありました。

  1. 職場の理解が得られるか。
  2. 長期休業することによって、仕事においてけぼりにならないか。
  3. 夫婦ともに休業することによる収入減少は大丈夫か。

今回は、上記の2と3がメインです。1もとても大きな問題だと思います。男性の育休取得率が低い状況で職場の理解を得る活動(それと、言い出す勇気)は大変だと思います。このポイントについてもいつか経験を書きたいと思います。

 

仕事においてけぼりにならないか

私の場合、31歳で4ヶ月の育休を取得することにしました。この年齢で長期間休業するということは、「自分だけ仕事にのり遅れるんじゃないのか」、「復帰後に、なかなか追いつけないんじゃないか」といった不安感を持ちますよね。なんだかんだ7~8年勤め続けていた状況から、いきなり数カ月の休みをとるということは普通は勇気のいることだと思います。(そういった意味で、女性の場合は、1年以上ブランクがあく可能性もあり、より配慮がいりますね。)

 

収入減少は大丈夫か

育児休業を取得すると、「休業」ですので、会社からの給料は基本的には支給されません。そのため、夫婦ともに育休に入った場合、収入が減少するんじゃないかという心配があります。「赤ちゃんも生まれてお金が必要な時に…」という気分になりますよね。

 

育児休業中に就業するという選択肢

そこで私は「育児休業中に就業する」という選択肢を選びました。具体的には、週1日は出社するという方法をとっています。

 

《少し解決》 仕事においてけぼりにならないか

少し解決しました。出社する日を部署の定例ミーティングがある日に設定し、なるべく社内の情報収集をメインで活動するようにしました。全くおいてけぼりにならないという訳ではありませんが、ある程度のキャッチアップはでき効果は高いと思います。といっても正直週1日だけの働き方って難しいです。1週間に実働4~5時間しかない状況で何ができるのか(チームにどんな貢献ができるのか)ということは育休入る前にもっと悩んでおくべきだったと反省しています。

 

《解決》 収入減少は大丈夫か

育児休業給付金は、育休開始前賃金の67%が支給されます。そして、会社から給料を得た場合(私のように週1日分の給料を得た場合)、「会社からの給料」+「育児休業給付金」が、育休開始前賃金の最大80%まで支給されるようになります。さらに、育児休業給付金は非課税、かつ、社会保険料が免除されるため、手取りに換算すると、育休取得前の8~9割の収入が維持されます。これだけの収入が維持されれば、大抵は問題ないです。少し収入が減りますが、代わりに「飲み会」、「ランチなどの外食」がぐんと減るので支出も減少します。

今回の収入の件とは、話がずれますが、育児休業給付金の支給タイミングについては事前に把握しておくことが大事です。よく聞く話だと、育児休業給付金は、育休開始後2ヶ月後くらいから支給されるようです。タイミングによっては、夫婦ともども無給(?)期間があることになります…。生活用口座にお金が入ってないなんて悲惨なことにならないようお金の計画もして育休に入ると良いです。

 

週1日出社の副産物

(語弊を恐れず書きますし、個人の性格によるものですが、)週1日出社によって、家族3人ずーっと一緒にいるという状況からいったん抜け出せ、別のこと(仕事のこと)を考えられるのは、心の健康にとってもプラスに働いていると思います。もちろんママも同じ状況だと思いますので、今日はパパが面倒みておくから、遊んどいで!と外に出してあげることも大事ですよね。

 

参考資料

今回の記事に関連する参考資料やHPを記載しておきます。

 

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