ソニックガーデンの倉貫さんが書いた「ザッソウ」を読みましたので、読書メモを残します。
本の紹介
倉貫 義人 氏「ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」」
読書メモ
ビジネスのコミュニケーションは、報・連・相(ホウレンソウ)で、というのが通説ですが、仕事の進め方が、労働力から創造力へ変わってきた現在では、ザッソウ(雑談と相談)こそが大事だよね、という本。「雑談」というとなんだかグレードダウンした感じがしますが、ザッソウはホウレンソウよりステージをあげるコミュニケーションです。心理的安全性を高め、難しい問題(クリエイティブな問題)を、よりチーム力で解決していくにはどうしたらよいかのヒントが得られると思いました。以降では、気になった箇所と感想を残します。
- タックマンモデルの「ストーミング(混乱)」期における「まぁまぁ」という仲介は、70点のチームを作ってしてしまう。
- 自分がすごくやりがちな行為…もしその期にチームがあるのであれば乗り越えるための施策は慎重に考えたほうが良かったなぁ。
- 共通の話題がないと本来は盛り上がりにくい関係ですが、同じ本を読むことでザッソウをしやすくなるのです。(ザッソウしやすい職場の作り方)
- 同意。同じ本を読んでいることで、同じ言葉が使えるのは心理的な壁を一つ破れるきっかけだと思います。
- 3〜4人くらいでザッソウしやすい関係性を作っておくことが心理的安全性の高さを生み出します。
- こういった仕掛けを意識的につくれるようになりたい。上の読書会も同じ仕掛け。
- ザッソウしやすいように、雑談のネタをばらまいておくことも場を作る仕掛けなんだろうな。
- 「気楽に真面目な話をする」(オフサイトミーティング)
- 気軽な場で気軽な話をする(例、飲み会)、真面目な場で真面目な話をする(例、会議)、その中間の場としての「気軽に真面目な話をする」はすごく憧れる。1on1ではできる気がするけど、チームとしての気軽に真面目な話をするっていうのはなかなかできないなぁ。
- 昔、戦略会議と銘打って何回か開いたことがある。それ自体は良かったけど、思い出せば会議の名称が固かったかな^^;(参加者からすると意図せず場所もちょっとだけオフサイトの形式を取っていた)
- 人間は肯定されると調子に乗りますし
- そのとおり。
- 遠慮は自分のための行動ですが、配慮は相手のための行動
- いい言葉。「遠慮しなくても良いんだよ」と声をかける(雰囲気を作る)のは、配慮の行動かしら。
- やっている仕事の中身についてではなく、仕事のやり方について話をします(ふりかえりのザッソウからはじめよう)
- 一つ抽象度をあげて。やり方のカイゼンですね。
- 「脳のブレーキ」
- 私も頻繁に脳のブレーキをかけている気がします。もっとお気楽に。
「ちょっとザッソウしない?」というのは少し気恥ずかしいですけど、「ちょっとお茶しませんか?」くらいでスタートするのは良いと思いました。本書も大変勉強になりました。ありがとうございました。
コメント