締め切り(デッドライン)を決めて、積読をガシガシ読み進める、デッドライン読書会の投稿です。今回は第37回。ちょっとお仕事が忙しくなり、読書ペースが落ち気味ですが、懲りずに進めています。今回の課題図書は、アジャイル界隈の人なら手に取った人も多いだろう、「チームトポロジー」です。
Bitly
今回の範囲は、Chap1~Chap6でした。(実はChap5までしか読めていないけど、ご愛敬で…)
- Chap1. 組織図の問題
- Chap2. コンウェイの法則が重要な理由
- Chap3. チームファースト思考
- Chap4. 静的なチームトポロジー
- Chap5. 4つの基本的なチームタイプ
- Chap6. チームファーストな境界を決める
本書はITのプロダクト開発における「チーム」の在り方にフォーカスした本です。チームに関する本や、チームに言及した本は過去にいくつもあったようですが、そういった過去の書籍を参照しつつ、4つのチームタイプ(ストリームアラインドチーム、イネイブリングチーム、コンプリケイティッド・サブシステムチーム、プラットフォームチーム)を定義しています。過去の本とは例えば、こんな本:
Bitly
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(ピープルウェアは積んでいるな…読みたいなぁ)
いくつか学びがあったことをメモしておきます。
- いま自分がチームの設計をしようとしていて、超タイミングが良かった。あと読み始めてよかった。いきなりアンチパターンを踏み抜くところだった。
- 逆コンウェイの法則ってなんとなく言葉ではわかっていたけど、本書で戦略面から整理できた。
- 組織設計には技術的な専門知識が必要だってこと。
- チーム内コミュニケーションは高帯域幅で、チーム間コミュニケーションは低帯域幅で(意図した凝集度と、疎結合)。どれくらいの帯域を使っているかをメトリクスとしてとることも可能。
- チームにおけるワーキングメモリーと認知負荷
- 関係ないけど、私自身「認知負荷」が高まると、身体が反応するっていうことを最近気づいた。いわゆる「もやもやした状態」に陥った時。
- チームによるオーナーシップとは、専有ではない。世話役であり、ガーデナーのようなもの。(このガーデニングのメタファはよく聞くな)
- 「チームの毒」となる人はチームから取り除かなければいけない→これは多くの研究があるらしい。日本語でないかなぁ。
- チームAPI!使いたい!
- 信頼、認知、学習のためにチームインタラクションを促進する:→ギルド活動。この言葉も使いたい。
- 警告!エンジニアリングプラクティスが基礎である→こういってくれる書籍は信頼できる。がんばろう。
- 「自律」、「熟達」、「目的」がモチベーションの高い知識労働者の3つの重要な要素らしい(ダニエルピンク氏)→モチベーション3.0だろうか。読んでない。
- コミュニティオブプラクティス、ギルド、イネイブリングチームの共存
後半戦は、Chap7(私はChap6)から最後まで!しっかり学ぼう。そしてお仕事に活かそう。
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