デッドライン読書会#11「Design It!」(後半)の感想文

課題図書

 第11回のデッドライン読書会(デッドライン読書会とは?→読書×締切ではじめる「デッドライン読書会」を始めました)の課題図書は、「Design It! ―プログラマーのためのアーキテクティング入門」の後半戦です。前半戦の感想はこちらになります→デッドライン読書会#10「Design It!」(前半)の感想文。今回は、本書の後半部分(227ページ〜最後、第3部)が範囲です。

感想文

全体

 第3部はプラクティス集です。チームとしてのアーキテクト力を発揮するために有効な技法をまとめています。「理解」、「探求」、「評価」、「作成」で分類されています。紹介されている多くのプラクティスがチームとして実施することを前提としており、ワークショップ形式の活動が多いです。他書でも詳しい「インセプションデッキの作成」や、ワールドカフェ(のようなもの)もありました。辞書的に利用できるのがこの第3部です。

個別

 個別に気になったところを抜き出します。

アーキテクチャ俳句は、アーキテクチャのビューを一枚の紙に収まるように記述する。

アクティビティ21 アーキテクチャ俳句 P.305

前半戦から「俳句」とはどういった形式化を期待していましたが、五・七・五ではないんですね^^; George Fairbanksさんのスライドがあったので転載します。

サニティチェックは、コミュニケーションや理解に関するチームの問題を明らかするように設計された、手短でかんたんなエクササイズだ。

アクティビティ36 サニティチェック P.347

ちょっとしたクイズを作って出し、チームのアーキテクチャに対する責任を促すワークショップです。通常は5〜10分程度。日々のアイスブレイクに使い、こつこつアーキテクチャ能力を高める(アーキテクチャへの理解を深める)のに有用そうですね。

次回(#12)

 こつこつ開催しているデッドライン読書会は、次回は第12回になります。スケジュールはGoogleカレンダーで分かるようにしています。本日以降は以下の予定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました