締切を区切って技術書などを読み進めるデッドライン読書会の第75回目です。今回のテーマ書は2024年末に翻訳書が出たケント・ベックの「Tidy First?」でした。
課題図書について
本書は物理書で132ページと技術としては薄く・行間も広めの本です。まえがきでもある通り「午前中に読んで、午後から仕事に活かす」といったことが可能になるような位置づけです。本書は1冊でテーマが完結するわけではなくケント・ベック氏の新しい「ソフトウェア設計」に関するシリーズの第一作に当たるようです。
- 1作目:Tidy First?
- 本書。個人のソフトウェア設計に関する取り組みについて
- 2作目:Tidy Together?
- 未発売。チームの振る舞いについて
- 3作目は情報がない。
オライリーの本ということで表紙は動物(猫、メインクーン)ですね。次も猫科になるんだろうか🐈️
感想
感想をつらつらと。
Tidyの翻訳は「整頓」
本書の中身はタイトル通りソフトウェア設計における設計(ソースコード)の「整理整頓」に関するもの。タイトルのTidyの翻訳は「きちんとした、きれいな、几帳面な、整理整頓された」といった意味があるようですが、本書の翻訳は「整頓」ということがば使われています。
整理と整頓って意味が違うように思えるけど、どう違うんだろうと調べていたら、5Sのうち2が「Seiton」、「Seiri」であることを思い出しました。
章がマイクロ
本書も小さいけど、構成する章も小さいです。マイクロ。1章1-3ページくらいの内容が溢れています。その中で、各章の関連付けを行う章(例えば第17章バッチサイズ)もあり、細かく切れているようでつながっています。設計もこのようであるべきだという示唆も含まれていそうです。
なお1章ごとの独立性は高いこともあり、本書をふと手に取り数分で1章分を読むというブログのポストを読むような感覚もえられます。
具体的な設計(ソースコード)のテクニックではなく、ちょっと概念的なもの
類似書や関係書としては、
- エクストリームプログラミング
- リファクタリング
- リーダブルコード
が挙げられるかと思います。リーダブルコードから着手するのがこれまでは良かったように思っていたのですが、デベロッパーとしてのあり方が垣間見えるTidy Firstが最初の来てもいいかもしれませんね。



次は?
システム開発の本が続いたので、リーダーシップだとかマネジメントの本が良いですね。


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