「謙虚なリーダーシップ」でリーダーってなんだっけ?って気分になった drc#26

 デッドライン読書会第26回は、「謙虚なリーダーシップ」でした。デッドライン読書会ってなんだっけ?は以下の記事をご参照ください。IT関連書や、ビジネス書などターゲットを広くして継続して読書会を続けています。

課題図書

 さて、第26回は、エドガー・H・シャイン氏と、ピーター・A・シャイン氏著作の「謙虚なリーダーシップ」でした。エドガー氏の本は、表紙を見かけることはありますが、これまで手に取ったことがありませんでした。初チャレンジです。組織開発の本はたまに手に取るものの、毎度「難しい~」と撃沈し、だんだん距離を取り始めていたのかもしれません💦

謙虚なリーダーシップ――1人のリーダーに依存しない組織をつくる | エドガー・H・シャイン, ピーター・A・シャイン, 野津智子 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
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 感想を書く前に、いろいろ調べたこと、知ったことを記録しておきます。

 まず本書「謙虚なリーダーシップ」ですが、どうやらシリーズのようですね。「Humble」シリーズとでも言いますでしょうか?1冊目がHumble Inquiryのようです。

問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる | エドガー・H・シャイン, 金井壽宏, 原賀真紀子 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
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その次が、Humble Consulting。

謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か | エドガー・H・シャイン, 金井壽宏, 野津智子 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
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Humble Consultingを出版する前に、Talks At Googleでエドガー氏がお話している動画を発見したので、リンクしておきます。

Humble Leadership | Edgar Schein | Talks at Google

 本書(謙虚なリーダーシップ)は骨太な感想文が日本語でいくつもあったため、それらもリンクしておきます。(あとで読む)

感想

 謙虚なリーダーシップとは、VUCAな環境下における、チーム全体にリーダーシップを育むリーダーシップであると理解しました。従来の英雄のようなリーダーシップでは、1人で官僚主義的に物事を解決してきました。しかしながら、現代の課題は非常に複雑で、解決できないシチュエーションが増えてきているんだと思います。それに適応するために、他者が能力を発揮することを支援し、組織の境界を越えて問題解決できるチームを作ることが謙虚なリーダーシップであると思います。

 本書は事例をたくさん扱っていることが特徴です(ひょっとしたらエドガー氏の著書がそういった書き方かもしれない。深掘りの勉強がいやすくてとても好き)。第5章アメリカ軍における謙虚なリーダーシップでは、潜水艦サンタフェの事例が上がっています。実はこの事例の本を先週最近読んだところでした。(この本はとても読みやすいので、副読本に最適!)

Amazon.co.jp: 米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方 eBook: L・デビッド・マルケ, 花塚 恵: Kindleストア
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潜水艦サンタフェは原子力潜水艦です。艦の運航には高度な技術を要し、柔軟な判断が必要とされるようです。艦長マルケ氏はフォロワーだった乗員(艦長や上級司令官の命令に従うだけだった乗員)を、リーダーに変えていくという事例を紹介しています。マルケ氏は乗員との関係性を非常に重視しており、謙虚なリーダーシップに通じる点が多々ありました。

 「関係性」が謙虚なリーダーシップでキーポイントとなり、同僚や上司・部下との間に「レベル2」のちょうどよい関係を構築することを目指します。レベル2とは「友人同士や有能なチームに見られるような、個人的で、互いに助け合い、信頼しあう関係」といった状態です。関係の構築は、「私とあなた」からスタートし、「私とチーム」へと範囲を拡大していくイメージです。「私とあなた」の関係性構築と言えば『他者と働く』でいうナラティブの溝を渡るってのが同じアプローチだと思います。

 さて、そうなると、やはり難しいのは「私とチーム」つまり「1対多」の関係性です。『他者と働く』でも解決の糸口は(私は)見つからず、でした。そして、チームとして働く仕事の観点からも重要な観点ですので、しっかり学んでおきたいと常々思っています。本書では最後の方に「グループ・ダイナミクスをリーダーシップの責任の柱にする」とし、グループとの関わり方にあたり、グループの役割や機能、特性について知識を持ち、スキルと経験を磨く必要があると示唆がありました。

グループの重要な役割や機能-ーー招集、目標設定、規範の進化、アイデアの探索、ブレーンストーミング、体系的理解の構築、可能性の特定、判断処理、要約、合意の形成、アクション・プランニング、グループ・センスメーキングーーーは、(略)グループの専門家やコンサルタントだけが話題にしたりスキルを開発したりする領域ではなく、優れた謙虚なリーダーがその特徴そして持つスキルになるべきだ、と。

第8章 謙虚なリーダーシップでは、「ソフトなもの」を強化する必要がある P.197

 最後に気づきをメモ。本書で繰り返される単語がいくつかありました。特にあげておきたい2つは、良い意味(Green Word)側だと「率直」悪い意味(Red Word)側だと「機械的」。「率直」は、関係性をレベル2に引き上げるのに重要な態度(もしくは性格!?)であると。「機械的」は自分の行動が機械的になっていないか注意せよと、効率を求めすぎていないか、余白はあるか?のチェックをするのが良さそう。

次回

 次書はこの流れでチームについて考えてみようと思います。

  • #27
    • Team of Teams
  • デッドライン
    • #26の感想交換1Week(5/3〜9)
    • インターバル(5/10~16)
    • #27スタート(5/17)
TEAM OF TEAMS <チーム・オブ・チームズ> | スタンリー・マクリスタル, デビッド・シルバーマン, クリス・ファッセル | 実践経営・リーダーシップ | Kindleストア | Amazon
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