0.前置き
先日JetBrainsUsersGroupに参加しました。
(第二回 JetBrainsユーザーグループ in 大阪開催しました #jbugj – ブログ・アンケート記入でIntelliJライセンスプレゼント)
参加してるとき、ふとReSharperの機能を使いこなせているか不安になりました。
機能が多いですからね。ブログ書きながら機能の発掘(?)と整理をしてみようと思います。
1.ReSharperの紹介
ReSharperとは、Visual Studioの有償アドオンです。
Visual Studioに様々なコーディング支援機能を追加してくれます。
チェコに本社があるJetBrains社が開発しています。
(JetBrainsは他にもIntelliJ IDEAや、WebStormなど製品として持っています。)
最新バージョンは、7.1.2です。(2013年2月10日現在)
2.インストール
JetBrains社のページからダウンロードしてインストールすればよいです。
普通のインストーラーです。トライアル版もあるので、使ったことのない方はぜひどうぞ。
※アドオンであるため、Visual Studioの有償エディションにしかインストールできません。
製品のページはこちらです。
3.実際に使ってみる
※キーボードショートカットは「ReSharper 2.x or IntelliJ IDEA」を使ってます。
※機能がたくさんなので、ここに書いている内容は抜粋です。
◆コードナビゲーション(Navigate)
ソースコードを読むときに役立つ機能です。
ソリューション内の変数、クラス、ファイルに一発で移動できます。
「Ctrl+N」 | クラスをその場で検索します。 |
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「Ctrl+B」 | 変数の定義先に移動します。 |
「Ctrl+Shift+G」 | どのナビゲーションで移動したいか候補を出してくれます。 |
「Ctrl+Shift+G」でNavigate to…を起動↓↓↓
◆リファクタリング(Refactor)
各種リファクタリングを支援してくれます。
特徴としては依存するコードもまとめて直してくれることでしょうか。
ビルドが失敗するような変更は、事前に警告を出してくれます。
「Alt + Enter」 | コードを改善する何かを提示してくれます。varを使えるとか。不要なelseだとか。このコマンドは無敵です。 |
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「F2」 | Rename。名前の変更です。関係する部分も一括して変更してくれます。 |
「F6」 | Move。クラスやファイルを、別の名前空間、ファイルなどに移動してくれます。 |
「Ctrl+Alt+M 」 | Extract method。メソッドの抽出をします。 |
「Alt+Del」 | Safe delete。影響範囲を示したうえで、安全に削除できます。 |
「Ctrl+Shift+R」 | そのほか実行できるリファクタリングを提示してくれます。 |
またプロジェクトファイルを選択して、「Ctrl+Shift+R」をすることにより、
Remove Unused References(未使用の参照の削除)、Adjust Namespaces(名前空間の整理)を実行できます。
これはけっこう便利。
「Ctrl+Alt+M 」でExtract methodを起動↓↓↓
「Ctrl+Shift+R」でRefactor this…を起動↓↓↓
◆コーディング支援(Edit)
コーディングを支援してくれる機能です。
コード保管や、コードやファイルの自動生成などあります。
Visual Studioとの機能とかぶるところもあるので、ちょっと使いこなしづらいのが難点。
「Alt + Space」 | マニュアルでのコード補完。普段はキーを打つたびに補完の候補を出してくれます。 |
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「Alt + Ins」 | Generate Code。コンストラクタやプロパティなどを自動生成。 |
「Alt + Shift + Ins」 | Create new file。クラスやインターフェイスなどを含むファイルを自動生成。 |
「Ctrl + J」 | Insert Live Template。ctorとかpropとか忘れやすい短縮コードを一覧表示してくれます。 |
「Ctrl + Shift + V」 | Paste。クリップボードのコピー履歴を残しておけます。 |
コピー履歴とか取れること知らなかったです。
「Alt + Shift + Ins」は、デフォルトでは数が少ない(class, interface, enum, struct)ので、自分でいくつか追加すると便利になると思います。
◆検索支援
コンテキストを意識した検索をしてくれます。
「Alt + F7」 | Find Usages。選択したものがどこで利用されているかリストアップします。特定できればジャンプします。 |
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◆単体テスト支援
ReSharperでは、MsTest、Nunit、Qunitをサポートし、単体テスト支援機能を提供します。
「Ctrl + T, Ctrl + R」 | 選択したコンテキストの単体テストを実行する。 |
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「Ctrl + T, Ctrl + D」 | 選択したコンテキストの単体テストをデバッグモードで実行する。 |
ReSharperを入れていると、エディターの左にUTの実行ボタンが出現↓↓↓
4.参考資料
- ReSharperのドキュメントやキーマップなどはこちら→ReSharper Documentation
- ReSharperの追加プラグインなどはこちら→Plug-ins for ReSharper
5.おわりに
さらっとReSharperの機能を復習してみました。
けっこう抜粋したので、細かい機能はまだまだあります。
でも、困った時に使うコマンドを覚えておけば、とりあえずは良いかなと思います。
「Alt + Enter」、「Ctrl+Shift+G」、「Ctrl+Shift+R」あたり。
便利な機能を発見したら、随時このページをアップデートしていこうと思います。
コメント
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