外出先でもノートPCにセカンドモニターがほしい時があります。自宅や会社内の場合、備え付けのモニターをつなぐことができるかもしれませんが、外出した場合はそういうわけにもいきません。いざノートPC用のモバイルセカンドモニターを購入しようとすると高価なものが多いです。ざっと調べた感じ、2万円~といったとことでしょうか。その分もちろん性能も良いです。ただ、セカンドモニターに期待する用途を、ウェブブラウジングやチャットを表示するレベルにとどめれば、格安で手に入るFire HD 8を使った方法が有効です。今回はFire HD 8を使ってノートPCにセカンドモニターを接続する方法を説明したいと思います。
必要なもの
環境を用意するのに必要なものは次の通りです。
- 【ハードウェア】Fire HD 8 タブレット
- 定価で購入すると、 11,980円、Amazonプライム会員なら、7,980円(2017年8月11日現在)
- 重さは369g
- 【ソフトウェア】Splashtop Wired XDisplay
- Fire HD 8とノートPCにインストールし、タブレットをセカンドモニタ化するソフトウェア。
- 本家サイトの説明→Turn your iPad, Android tablet, Kindle or smartphone into a high performance extra monitor for your computer
- 【ハードウェア】ノートPC
- USBケーブルでFire HD 8に接続できる機種
- Splashtop Wired XDisplayが対応しているOSであること
- 【周辺機器】FireHD 8を「立てる」ことができるカバー
- Fire HD 8 純正カバーが良いんでしょうけど、ちょっと高い。
- 安くても立てばよいです。
- カバー次第で縦置きもできます。
だいたい全部そろえて1万円くらいでしょうか。あたりまえですが、Fire HD 8は単独のタブレットとしても使えますので、十分なコストメリットありますね。
セットアップ
大まかなセットアップ手順は次の通りです。
- ノートPCに、Splashtop Wired XDisplayをインストールする
- Fire HD 8タブレットに、Splashtop Wired XDisplayをインストールする
- ノートPCと、Fire HD 8をUSBケーブルで接続する
- ノートPC側から解像度の調整をする
Splashtop Wired XDisplayはFree版がありますので、まずはFree版で稼働確認をすることをお勧めします。
完成形
セットアップが完了すると、このようにセカンドモニタ化が完了です。
おすすめの用途
ソフトウェアでセカンドモニタを実現しているため、動きはもっさり感があります。あと上の写真を見てのとおり画面は小さめです。これを踏まえたうえでのおすすめの用途は、
- SlackやChatwork等のチャットを閲覧する、操作する
- PDFやWordのドキュメントを閲覧する
- Webブラウンジング
なんとなく向かないのは、細かい作業(例えば、Excelの操作、PowerPointなどの図形の微調整)や、素早さを求める作業(ゲームとか?)。
最後に
安くて軽いセカンドモニタ環境ができて、快適!ちなみに、ここで説明したソフトウェアはiOS等にも対応しています。すでに既存のタブレット(もしくは画面が大きめのスマホ)がある方はそちらを有効活用しても良いかと思います。
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