トーキングスティックと骨付き肉

ファシリテーター Advent Calendar 2021の7日目の投稿です。さらっと読めるライトな内容で一筆取らせていただきます。

トーキングスティックとは

トーキングスティックとはダイアログの手法の一つです。どうも過去に「7つの習慣」で解説されていたようです(なぜか最新版には載っていない)。

トーキングスティックを利用したダイアログでは、まずは参加者が円座になります。そして1つのトーキングスティックを用意し、トーキングスティックを手に持つ人だけが発言することができるという進行のスタイルをとります。発言が終わったら隣の人にトーキングスティックを手渡します。

お互いの主張をしっかりと理解することを目的としており、トーキングスティックを持つ人は「場が自分の主張をしっかりと理解してくれた」か「言いたいことを言いきれた」タイミングまで話します。トーキングスティックを持たない人は、話し手の話をじっくりと聞く(聞ける)わけです。

「お互いの主張を場が理解する」という目的で用いこともあれば、もう少し自由に、場で話したいテーマに合わせて「各自が話しておきたいことを順番に話して全員が話しきる」みたいな方法としても使うことができます。実は少人数の飲み会の場で利用するのも乙な手法です。

リアルで集まる場ではトーキングスティックに、「小さなトーテムポール」や、「プロッキー(マジック)」を利用することが多いです。ちなみに私が持っているトークンはこちら。ダイソーで買った蛍光ペンです。リレーのバトン程度の大きさで使いやすいです。

オンラインでのトーキングスティック

今年ふとこの手法を思い出し、オンラインの場で実践してみました。もちろんトーキングスティックは物理的に手渡しすることはできませんし、単純に話し終わったら声で「次の方どうぞ」というのも味気ない。そこでオンラインの場ではこんな工夫をしました。

  • ウェブ会議システム(Teams)で音声と映像をつなぐ
  • 場としてMiroを用意する
    • Miro上に円座がわりの座席表を作る
    • トーキングスティックに骨付き肉(!?)を用意する

トーキングスティックに骨付き肉

今回はこのポストの主題はこの骨付き肉。トーキングスティックとして「骨付き肉」(MiroのEmojisにあります)を手渡ししながらダイアログを進行します。加えてこの場では1つルール作りました。「話が膨れたな」「話題が豊かになったな」「知識が増えたな」と参加者が感じたら「骨付き肉」を大きくする。まさに、骨付き肉を肉付けしながらダイアログを進めるわけです。

(たまたまこのダイアログを開催した日が29日:ニクの日で)ちょっとした遊び心のつもりだったんですが、参加者がどうにか骨付き肉を大きくしたいという雰囲気になり、工夫して考えてお話しするという場ができたのが面白かったですね。

ちょっとした工夫(テクニックというのはなんだかはばかられる…)ですが、ダイアログの方法を探している誰かの役に立つと良いです~。ではでは。

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