デッドライン読書会第25回は「エッセンシャルスクラム」の後半戦でした。デッドライン読書会の説明はこちら。

課題図書

 前回の第24回から引き続き課題図書は、Kenneth S. Rubinさん著作の「エッセンシャルスクラム」で後半戦になります。前半の感想はこちら。

後半は第Ⅲ部「プランニング」と第Ⅳ部「スプリント」でした。

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感想文

 本書で一番価値があるところ(特徴的なところ)が、第Ⅲ部のプランニングと感じました。第15章の冒頭で「さまざまなレベルでのプランニング」ということで、次の6つのレベルのプランニングを示しています。

  • ストラテジー
    • 組織全体の方針を計画する。(本書のスコープ外)
  • ポートフォリオ
    • プロダクト同士のポートフォリオを管理する(第16章)
  • プロダクト
    • プロダクトのビジョンや成長を計画する、エンビジョニング(第17章)
  • リリース
    • リリースプランを策定する(第18章)
  • スプリント
    • スクラムのスコープ(第Ⅳ部)
  • デイリー
    • スクラムのスコープ(第Ⅳ部)

いまの仕事ではストラテジーや、ポートフォリオのプランニングに関わることはありませんが、きっと将来的には参考にするだろうなといった内容でした。ただ本書でいうポートフォリオプランニングも、プロダクトプランニングも一つの考え方を示しているわけなので、自分やチームにあったやり方を常に研究するのが大事でしょうね。

 あと本書は補遺として、「用語集」と「参考資料」がのっています。ともにとても充実しています。用語集は斜め読みするだけでも参考になりました。

個別で興味深かったところ

 個別でメモしたところをまとめておきます。

図19.5 スプリントにおける開発チームのキャパシティ

第19章 スプリントプランニング 19.3 キャパシティの決定

 チームがプロダクトバックログアイテムの消化にかけることができるキャパシティを図示しています。分かりやすかったのでメモ。

スクラムでは、スプリントプランニングでチームメンバーをタスクに割り当てることはないが(略)個人にタスクを割り当てるのは、チームがタスクを所有していることを阻害するのは有害である。

第19章 スプリントプランニング 19.5 自信の獲得

 分かってはいるけど、、、なかなかこれができない。完全に人に依存してしまうところから少しずつ脱却していく姿勢が大事ですかね。

レビューの目的は、何が達成できたかを説明して、その情報を基に今後取るべき行動をきめことである。

第21章 スプリントレビュー 21.4 アプローチ

 改めて読むとスプリントレビューで取り扱う内容について、だいぶ勘違いしていたかもしれない…。スプリントレビューでは「サインオフ(承認)」は事前に済んでいるべき、と。レビューは承認が下りている前提で、その後のスプリントをより良きするために今スプリントの成果をもとにディスカッションする場とのこと。

このETC(エンタープライズ・トランジション・コミュニティ)型のパターンは、今日ではよく見られる。スクラムを適用するためにスクラムを用いることは、イテレーティブかつインクリメンタルに、よりいっそうアジャイルになっていくうえで適切なアプローチであると気づいた組織は多いのである。

第23章 未来へ 23.4 スクラムを使って、進むべき道を探し出せ

 ETCは、現場でのスクラムの開発を支援するための組織構造の継続的な改善にスクラムを利用するという考え方。

次回

 ほぼいつも通り次の本は未定です~。

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