デッドライン読書会第66回目の投稿です。第65回に引き続き「データモデリングでドメインを駆動する」を読んでいます。今回は後半部分になります。
今回の範囲はこんな感じ。
- (前回)第1部 基幹系システムとデータモデルの現在的意義
- (前回)第2部 データモデリングの実践
- (今回)第3部 分散/非同期/疎結合の基幹系システムへ
- 第8章 帳簿の分割と結果整合性
- 第9章 マスターの共有
- 第10章 SoMとSoAの疎結合化
- (今回)第4部 モデリングのファウンデーション
- 第11章 データモデリングの基礎理論
- 第12章 偶有的複雑性に対処する
- 第13章 概念/論理/物理データモデル
- 第14章 データモデリングとドメインモデル
- 終章 ドメインを駆動する設計
- 付録 主キー値集合を用いたリレーショナルモデル
感想のメモ
今回もさらっとしか読めていないのが実情なのでメモを残すレベルで感想とします。
- 9章:マスターの集中管理のための、MDMのあり方
- データの流れと要件の流れは逆になる
- 11章:1件ずつで意味が完結しないデータはリレーショナルモデルの苦手分野
- 多くのモデリング技法自体が1件ずつのデータを対象にしている傾向がある(OLAP偏向?)
- ユーザーから見て理解しやすい表現方法を検討すべき
- たしかにデータを説明するときに「補足資料」を作る時があるが、それをもう少し技術として意識するのが良いのかも。
- 12章:偶有的複雑性
- (人月の神話をちゃんと読んでいないのがバレる…)
- ソフトウェア開発における複雑さには「本質的な複雑さ」と「偶有的な複雑さ」に分類される。
- ソフトウェア開発の何かしらの枠組みを採用することによって生じる「適用領域とは関係のない」複雑さのことを偶有的な複雑性という。にも関わらず、設計者の注意をそらしがちで設計の焦点と誤認させる危険性がある。(わかる!!)
- 代表的な例:論理削除、テーブル分割、スナップショット属性、適用期間付きデータ、履歴データとイベントソーシング
What’s next?
ここ1-2年の口癖ですけど、最近本を読む時間がめっきり取れず、その中でもDRCは良い仕組み。どうにか目を通して感想をアウトプットできてます。じゃあ次はどうするのか…
IT本を読む前にこのあたりを読んで出直すか…と思っていたらkent4989も鬼時短あげてたぞ。
コメント