英治出版が2018年7月に出版したLearn BetterをABDで読んできました。今回は、神戸でアクティブ・ブック・ダイアローグ® Learn Better de 読書会に混ぜていただきました。関西でのABDは初参加です。ABDの感想と、Learn Betterの感想を書きます。
神戸のABD
ファシリテーターは、ニシイサチコさんでした。参加者は10名ほど。おおまかには以下の流れで進行したABDでした。平日開催にもかかわらずダイアログ部分にしっかり時間をとっていただけたのは嬉しかったです。
- アイスブレイク、自己紹介
- ミニABD
- 「はじめに」の部分を1人2ページほどで、B51枚にコサマライズ。
- 初めての人、経験者でも最初の肩慣らしにとても良かった。
- 本体のABD
- だいたい1人30~40ページほど。
- 私は一番先頭を担当しました。
- ダイアログはテーブルごとに気になった話を語り合う場
これで平日開催19-22時で1冊読み切れました。
ABDを実施している様子
Learn BetterをABDで読んでみての感想
表紙に少し騙されました(?)が、ちょっと読みづらい本です。というのも、「教育」に関する研究者がお書きになられている本で、事例やエビデンスが満載。内容に信ぴょう性があると感じられる分、いいとこだけ取りたい人にとっては、情報量がとても多い感じがします。ただ本当に良い本でした。ポイントとしては以下の通り。
- 現代にあわせた学び方が何かを探求する必要がある
- スマホあるし、知識の獲得のハードルは格段に低い
- 知識・記憶は、我々が磨かなくても代替してくれる手段がある
- 発想方法が大事
- 編み物を例に挙げると、「編み方」を学ぶのではなく、「編み物のプロの発想方法」を学ぶべし。
- 学びにフォーカスし、以下のステップで解説
- 学ぶことへの価値づけ
- 学ぶ対象のターゲティング
- 能力の伸ばし方、発展のさせ方、関係づけ方
- 再考すること
- Betterとは、学びにゴールはないということ。
- ゴールに至ったと感じても、再考することにより自身の認知にバイアスがかかっていないかを冷静に見定める必要がる。
おわりに
読みづらいといっておきながら上の通りお勧めの書籍でした。そんな本をABDで短時間で読破でき、意見交換(ダイアログ)によって理解を深められることはとても良い時間でした。
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